投資用アパート価格が10%上昇!
4月20日付の日経新聞に「投資用アパート10%上昇 昨年度、東京23区」という記事がでていました。
簡単に言うと、
- 健美家(投資用不動産の情報サイト)に登録された物件データによると、東京23区でアパート1棟の価格が15年度と比べて16年度は10%上昇した。
- 価格の上昇により、利回りは6.82%に低下し、データが確認できる2005年度以降で最低となった。
- 将来の給与所得や年金収入への不安を背景に、アパートやマンションへの投資需要は根強い。貸出先を開拓したい地方銀行などが融資に積極的だった。
という内容です。
どんな影響が?
東京23区ということなので、周辺地域は状況が異なるのでしょうが、
銀行の融資がここのところ厳しくなってきているとの話もあり(水戸大家さんのメルマガ情報)、今後も同じように物件価格が上がり続けるとは思えませんが、一方で融資を受けることが難しくなってくるということなので、価格の上昇が止まったとしても個人個人にとっては購入できる機会が減少してしまうかもしれません。
今のうちに売却したほうがいい?
物件価格が上昇しているのなら売却した方がいいのか?と考える方も多いかと思います。
現金化する必要があるならば、今の時期に売却することもありでしょうが、
他の物件に乗り換えるために売却しようとする場合、その買おうとしている物件も値上がりしているでしょうし、また、残債がある場合には手元に現金が全額残る訳ではないので、新たな物件購入にあたっては再度融資を受ける必要があるでしょう。
その際に融資をしてくれるのかどうかが大きな問題です。
物件購入への融資審査が順調に進んでいるということであれば、現在保有の物件売却をしてもいいとは思いますが、
そうでなければ、運用資産の規模をあえて減らす必要はないと思います。