猪瀬元都知事の講演を聞いてきました
「春の賃貸経営+相続対策フェスタ」で、猪瀬元東京都知事の特別講演があり、とても興味深く面白い講演だったので、内容を簡単にご紹介します。
不動産投資とは関係ないのでこのブログの番外編的な感じです。
タイトル:東京の敵 闇に棲むものは光を当てることで力を失う
「都議会のドン」
「都議会のドン」は都連幹事長として議員の公認権があるので影響力が強い。
参議院議員宿舎の建設の話を潰したらドンが怒った。
新聞記者は話をいろいろとしてくれるドンの味方になっていく。
副知事時代
当時の石原都知事から副知事を依頼された際に、3人の副知事が東京都の各局を管轄しており、猪瀬には渡さないという話になっていた。
ただし、縦割りの狭間にたくさんの大事なことが落ちているので、そのようなことをいろいろとやった。
森喜朗も東京の敵
新国立競技場の建設費がもともと1300億円だったのが3000億円に。
結果コンペがやり直しになったが、森喜朗がまた口を出したりエンブレムの案にも口を出したりしてきた。
小池都知事の話
小池さんが相談に来たときに、樺山たかし氏の遺書や「党紀の保持について」という文書をツイッターに流し、何が起きているのかをみんなに知ってもらった。
豊洲移転
豊洲移転はした方がよい
自分の時にも、一年延期して徹底的にきれいにした。
問題は入札の経緯である。都知事選挙のはざまの時期で都知事不在のときに、豊洲の入札価格の決定や、入札業者の決定がなされた。
落札率も99.96%であった。
築地解体工事の落札も小池都知事になる直前になされた。
小池都知事は本来はこのような問題を重視すべきであったのだが、元環境大臣であるので、環境対策の方に傾いてしまっている。
小池都知事は難しい立場になっているが、案を都民に提示したうえで豊洲に決定されるのだろう。
豊洲維持管理費かかると言われているが、築地のような開放空間でなく、密閉空間なので空調等で費用がかかるのは当然である。
築地には海外からの観光客が多いが、それは築地市場が汚いから見に来ているのであって、決して誇れるものではない。
ツイッターで情報を取得する必要性
東日本大震災の際、気仙沼の公民館に取り残された446人が救出された事例を紹介
ツイッターでの情報収集はこの時代に必要である
東京都のツイッターも作ったが、ドンがつぶしてしまった。今は復活している。